プーアール茶

プーアール茶は緑茶を黒麹菌で発酵させたもので、黒茶とも呼ばれます。熟成には半年から1年ほどかかり、年数を重ねるほど味に深みとうま味が生まれます。

プーアール茶データ
糖質 100g中0g
カロリー目安 100g中0kcal

糖質制限ダイエット中に注目の
プーアール茶に含まれる成分

重合カテキン

プーアール茶の場合、茶葉を長時間発酵させることにより、元々含まれている「カテキン」が、重合カテキンに変化します。カテキンは、お茶の渋みとして感じられるものですが、重合カテキンに変化することで、お茶の渋みが消え、飲みやすい飲み口になります。ただし、カテキンが変化しても、その効果は変わらないと考えられています。

※参照:日本カテキン学会(http://www.catechin-society.com/qanda.html)

脂肪分解酵素リパーゼの分泌を促す効果

鶏膵臓を用いてリパーゼ活性に及ぼすお茶の影響を調べたところ、プーアール茶はリパーゼ活性を向上させる働きが確認されたことから、プーアール茶には抗肥満作用が期待されています。

※参考:「茶およびにがりが膵リパーゼ活性に及ぼす影響」桐生短期大学紀要 16, 13-17, 2005-12-06(http://ci.nii.ac.jp/naid/110005001066)

抗トロンピン活性

アジアの発酵食品において、特にコチュジャン、甜面醤、プーアール茶は、抗トロンビン活性が高いことが確認されました。プーアール茶には生活習慣病予防効果が期待されています。

※参考:「発酵食品における血液関連生理活性物質について」一宮女子短期大学紀要 44, 11-17, 2005-12-21(https://ci.nii.ac.jp/naid/110004867466)

まとめ:糖質制限ダイエットとの関係は?

プーアール茶には中性脂肪を燃えやすくするリパーゼを増やす働きがあります。体内に溜められていた中性脂肪を、運動などで消費されやすい遊離脂肪酸に変化させるので、中性脂肪を減らす効果が期待できます。脂肪分解、脂肪吸収抑制の効果を持つお茶なので、脂っこい食事をする時のおともとして心強い存在ですね。

また、茶葉を発酵する過程でできる成分の重合カテキンは、内臓脂肪を減少させたり、血糖値を減少させる効果があるため、そういった効果も期待できるといえるでしょう。
また、カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウムといったミネラルや、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEも豊富に含まれています。

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ダイエットとプーアル茶の組み合わせ

糖質制限ダイエット中には、プーアル茶を飲むとよりスムーズにダイエットをすることが可能です。こちらでは、プーアル茶の脂肪燃焼効果、脂肪吸収ブロック効果、腸内環境の改善効果の3つについてご紹介します。

脂肪燃焼

プーアル茶の中には、脂肪を燃焼させる働きをする「リパーゼ酵素」という酵素が含まれているので、身体の中のリパーゼ酵素を増やし、脂肪燃焼効果を高めてくれる効果があります。

身体についている脂肪はそのままでは燃焼されにくく、「遊離脂肪酸」という燃焼されやすい形に変化しなければ、なかなか燃焼されません。プーアル茶に含まれているリパーゼ酵素は、身体についた脂肪を遊離脂肪酸に変化させて、筋肉の中でエネルギーとして活用されるようにしてくれます。

運動をしてもなかなか身体の脂肪が減らない、という方は、リパーゼ酵素が活性化されていない可能性があるので、プーアル茶で補ってあげることがおすすめです。

脂肪吸収ブロック

プーアル茶の中に含まれているカテキンと没食子酸には、食事から摂取した脂肪分が、体内で吸収されるのを抑制する働きがあります。

体内に入った脂肪分は、身体の中で胆汁によって分解された後、吸収されて身体の中に蓄えられるもの。

ですが、カテキンと没食子酸を摂取すると、この2つの成分が胆汁と結合することで働きを抑制し、脂肪が分解されることを阻止してくれるので、結果的に脂肪の吸収をブロックしてくれます。

体内で吸収されなかった脂肪はそのまま体外に排出されるので、身体の中に蓄積されることはありません。

プーアル茶と糖質制限ダイエットを組み合わせると、ダイエットの大敵である糖質と脂肪の両方の吸収量を減らすことができるので、さらなるダイエット効果が期待できるのです。

腸内環境の改善

プーアル茶には、強い抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれており、腸内環境を改善してくれる働きが期待できます。

この働きは、ポリフェノールを含む梅の研究によっても報告されており、ビフィズス菌を増加させるラフィノースとは異なったアプローチによって、腸内環境を改善すると考えられているのです。

一方、盲腸重量は梅PP群で優で有意に増加した。この結果から、腸内発酵性が高まったと判断でき、梅PPの整腸作用が示唆される。また、両試験群において、盲腸内のpHの低下傾向が見られたことも注目に値する。

出典:近畿大学学術情報リポジトリ:〈Original Papers〉梅ポリフェノールのマウス腸内細菌フローラ改善効果

腸内環境が改善されると便通が改善され、ダイエットや美容に効果的です。

また、腸内環境が良くなることによって、痩せやすい体質になるとも言われているため、ダイエットに腸内環境改善は欠かせません。

プーアル茶ダイエットのやり方

さまざまなダイエット効果が期待できるプーアル茶ですが、効率的にダイエットをしていくためには、プーアル茶を取り入れる方法を知っておくことが大切です。

ダイエットに効果的なプーアル茶の飲み方についてご紹介します。

抽出は濃い目にすること

プーアル茶のダイエット効果は、中に含まれている有効成分によるものなので、有効成分をしっかりと抽出できるように、濃い目に淹れるようにしてください。

鍋で煮出すほどの必要はありませんが、ダイエットのためには一煎目だけを飲むようにして、毎回新しい茶葉を用意して飲むようにしましょう。

継続的に毎日飲み続けること

プーアル茶はあくまでもお茶なので、1、2回でダイエット効果が発揮されるようなものではありません。

そのため、ある程度の期間、根気強く、毎日飲み続けるということが大切です。

また、食事のときだけでなく、間食したくなったときや空腹になったときに飲めば、満腹感が得られるという効果も期待できます。

プーアール茶に副作用はあるの?

プーアール茶は脂肪を溶かす作用がある成分が含まれているため、ダイエット茶として人気。いまのところ、プーアール茶の過剰摂取によって重篤な副作用が起こったという報告はありません。
ただし、飲み過ぎたために不眠や腹痛、下痢といった症状があらわれることもあるようです。
また、緑茶の半分程度ですが、カフェインが含まれています。妊娠中、授乳中の方は控えた方が無難かもしれません。

プーアール茶の選び方と飲み方

プーアール茶には深い渋みがあり、発酵茶ならではの独特の香りがあります。メーカーや産地によっても味や香りに違いがあるので、自分の味覚に合った商品を選ぶことが長続きのヒケツとなります。
飲むタイミングは、食事と一緒が◎。とくに、脂っこい食事との相性は抜群です。摂取量の目安はありませんが、たくさん飲めば効果が高まるというものではないので、適度に楽しむようにしましょう。

違いがよくわからないあのお茶

プーアール茶とウーロン茶の違い

プーアール茶とウーロン茶の違いは、製法によって変わります。ウーロン茶は「半発酵」といい、茶葉をほどよく酸化させたのち火入れを行い、発酵を止めます。
一方、プーアール茶は、高温多湿の環境で茶葉を放置させます。ワインやチーズのような細菌発酵を行うため、長時間寝かせれば寝かせるほど価値が上がっていきます。

ダイエット以外で期待できる効果・効能

プーアル茶は、ダイエット効果以外にどのような効果があるのでしょうか。こちらでは、脂肪燃焼効果や腸内環境改善効果以外の効能についてご紹介します。

糖尿病予防・改善効果

プーアル茶には糖質の摂取に働きかける効果もあると言われており、血糖値の上昇を抑制すると言われているため、糖尿病の予防と改善にも効果が期待できます。

発酵茶抽出物は、糖尿病モデルラットにおいて統計的に有意な血糖値上昇抑制効果、中性脂肪低減効果、および肝・腎機能の改善傾向、赤血球変形能改善傾向を示した。また、遺伝的に糖尿病を発症するマウスにおいても、明らかな血糖値上昇抑制効果が見られた。

出典:中小企業庁:(PDF)ファーメントミクス(統合微生物発酵制御技術)による黒茶ポリフェノールの生産と素材化技術の開発

プーアル茶は肝臓の働きを改善すると報告されていますが、遺伝的な糖尿病は肝臓がインスリンに対して鈍くなることも原因の一つなので、肝機能が改善された結果、インスリンの働きが向上して、血糖値の上昇が抑えられるとも考えられます。

利尿作用

糖尿病予防効果のところでご紹介したように、プーアル茶には腎臓の機能を高める働きもあります。腎臓は体内の老廃物を排出させるための働きを担っているため、利尿作用を促進させることによって、デトックス効果なども期待できるでしょう。

発がん抑制作用

プーアル茶を含む「黒茶」全般に言えることですが、他のお茶よりも高い発がん抑制効果を持っていることがわかっています。その働きは、黒茶の中に含まれている「水溶性高分子画分」という、がんを抑制する成分によるものです。

黒茶の水溶性高分子画分(PTND)には,興味深い活性が認められ,発がんプロモーションが進行する際に関与する AP-1 という転写活性因子を濃度依存的に抑制して,プロモーションが抑制されること,また,その作用はEGCG(緑茶カテキンの主成分)よりも強いことが明らかになった。

出典:JSTAGE:(PDF)食品の機能性と発酵による変化ー黒茶と大豆食品を例にー

AP-1というのは、体内にあるタンパク質の一種で、遺伝子の発現に関わっている物質です。そのAP-1の活性を抑制する働きによって、細胞のがん化を防いでくれると考えられます。

また、がん細胞はアポトーシスという自滅を避けるという特徴を持ちますが、プーアル茶にはアポトーシスを促進させるという働きがあり、その効果ががん抑制に効果を示している可能性もあるでしょう。

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