ルイボスティー

糖質制限ダイエットをしている人にもおすすめのルイボスティーとは、マメ亜科・アスパラトゥス属の葉を乾燥した茶葉から作られます。針葉樹に似た葉で、赤褐色になると落葉。その姿から「赤い潅木」という意味を持つルイボスという名前で呼ばれています。

お茶にした際の色も赤く、ほのかに甘味が感じられます。原産地である南アフリカの原住民の間では定番のお茶であり、不老長寿や病気予防に効く飲み物として飲まれています。糖質制限に限らずさまざまなダイエットへのサポートや、美容と健康にも良く、ノンカフェインのため、妊婦さんや授乳中のママさんも安心して飲むことができる万能的なお茶です。

ルイボスティーデータ
糖質 1杯あたり0.1g
カロリー目安 1杯あたり0キロカロリー

糖質制限ダイエット中に注目の
ルイボスティーの成分

アスパラチン・リノール酸

ルイボスティーに含まれるアスパラチンはフラボノイドの一種。血糖値の上昇を抑制する効果があるといわれています。
また、リノール酸という脂肪酸の酸化を抑える抗酸化作用もあり、体の中の活性酵素を取り除く機能に期待できます。

健常人40名において、ルイボスティーを1日当たり6杯、6週間摂取させたところ、酸化ストレスの指標である過酸化脂質が減少し、抗酸化酵素グルタチオンの減少が抑制されたという実験結果があります。また、血中HDLコレステロールの増加とLDLコレステロール、トリアシルグリセロールの減少も見られたため、ルイボスには抗酸化作用と、高コレステロール予防効果による心血管保護作用があると考えられます。

※参考:Effects of rooibos (Aspalathus linearis) on oxidative stress and biochemical parameters in adults at risk for cardiovascular disease,J Ethnopharmacol, 2011 Jan 7;133(1):46-52.(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20833235)

まとめ:糖質制限ダイエットとの関係は?

ルイボスティーには血圧を下げる「アスパラチン」が含まれています。血糖値のバランスをサポートし、インスリンの分泌を抑える働きがあるため、もし糖質を摂取しても、脂肪になりにくくしてくれます。
また、ルイボスティーには、ポリフェノールが含まれています。フランスのルノー(Renaud)博士が1992年に発表した論文(S.Renaud et al.:The Lancet,339,1523(1992))によると、ポリフェノールを摂取した場合、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用が向上するといわれています。つまり、ポリフェノールには、LDL(悪玉コレステロール) の酸化変性を抑制し、動脈硬化を防ぐ働きがあるのです。この効果はWHOでも認められており、数多くの実験や論文でもポリフェノールの抗酸化作用を認めています。このように、ポリフェノールやリノール酸などの抗酸化物質は、体の免疫力を高めてくれますから、健康的にダイエットを進めることができるでしょう。

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ダイエットとルイボスティの組み合わせ

ダイエットに効果的だと言われているお茶の一つであるルイボスティ。ルイボスティを飲むことで期待できるダイエット効果は、酵素によるもの、血糖値の上昇を抑えること、便秘解消効果の3つが代表的です。

酵素が含まれている

ルイボスティには豊富な酵素が含まれており、酵素の働きによって、身体の代謝能力をアップさせる効果が期待できます。

「酵素ダイエット」というダイエット方法は有名ですが、酵素ダイエットというのは、「代謝酵素」と「消化酵素」の2種類の酵素の働きを利用して、基礎代謝能力を上げるダイエット方法です。

「代謝酵素」は体内の脂肪を燃焼させるための酵素ですが、食べ物を消化するための「消化酵素」が増えると減少して、脂肪が蓄積されやすくなります。

そのため、ダイエットには体内の「代謝酵素」を減少させないことが大切となりますが、体内で作られる酵素の量は決まっています。

ルイボスティの中には酵素がたくさん含まれているため、体内で不足している代謝酵素を補うことができ、その結果、基礎代謝がアップしてダイエットに効果をもたらすのです。

血糖値を下げる

ルイボスティに含まれている「ケルセチン」というポリフェノールには、血糖値を低下させる働きがあるため、体内への脂肪の蓄積を予防してくれます。

そこでまず,ストレプトゾトシン誘発糖尿病モデルマウスにケルセチン含有飼料を摂取させた。その結果,0.5%ケルセチン含有飼料を2週間摂取することにより,糖尿病により上昇した血糖値が低下し,低下したインスリン濃度は上昇して,糖尿病の症状が改善された。

出典:農研機構:(PDF)I ケルセチンの生活習慣病予防機能

食事をして血糖値が上昇すると、身体の中でインスリンが分泌されて、摂取した糖質をエネルギーとして細胞の中に送り込んでくれます。

ですが、インスリンは、エネルギーとして使いきれなかった糖質があると、脂肪細胞の中に余った分を送り込んでしまうため、身体の中で中性脂肪として蓄積される結果に。

ですが、血糖値の上昇を抑えてくれるルイボスティを飲めば、身体を脂肪を溜め込みにくい状態にしてくれます。

便秘解消

便秘で太ると言われている理由は、腸の中に便が溜まっていると腸の働きが低下し、基礎代謝が低下するからです。

ルイボスティの便秘解消効果は、2つの効能から現われます。

1つ目は、ルイボスティに含まれている「マグネシウム」による効果です。

マグネシウムは便秘改善薬にも使用されているほど効果的な成分で、腸の中に入ると、水分を吸着して、便をやわらかくして便秘を解消します。

2つ目は、商品によってではありますが、「食物繊維」が含まれていることによる効果です。

食物繊維は、腸の働きを促進させ、便のかさを増し、便通を改善させるために大きな役割を果たします。

ルイボスティダイエットのやり方

ダイエットのためにルイボスティを飲むなら、ダイエット効果を最大限に発揮させる飲み方をしたいものです。そこで、ダイエットのためにはどのように飲むのが効果的か、注意点なども含めてご紹介します。

ダイエットに効果的な飲み方は?

ダイエット効果を最大限に引き出すためには、茶葉の中の有効成分をしっかりと抽出するために、10分程度煮出すことがポイントです。

冷めたルイボスティを飲む場合は、冷ましている間、煮出した茶葉をそのまま入れておくと、さらに成分が抽出できます。

ルイボスティを飲むタイミングと1日の量

ダイエットのために最適な飲むタイミングは、起床してすぐのタイミングです。

眠る前に飲むとリラックス効果を得られますが、起床後すぐに飲めば、マグネシウムと食物繊維の働きによって腸が活発になり、便通がよくなる効果を期待できるでしょう。

また、1日にたくさん飲むよりは、1日に2~3杯ずつ、長期的に毎日飲み続けたほうが効果的です。

さらに運動を取り入れれば、ルイボスティの新陳代謝促進効果を最大限に活かすことができます。

ルイボスティーに副作用はあるの?

ルイボスティーは、一般的に通常のお茶として飲む分には副作用がないといわれています。
しかしながら、マグネシウムや食物繊維が豊富に含まれているため、腹痛や軟便、下痢を引き起こしてしまう人もいるようです。慣れないものを飲むとお腹を壊しやすい、というタイプの人は、薄めて試しに飲んでみることをおすすめします。

ルイボスティーの選び方と飲み方

ルイボスティーは、10分以上煮沸させることがポイント。SOD様酵素などの有効成分をより多く引き出すことができます。ティーバッグなどのお湯に浸すタイプや水出しでは、ルイボスに含まれる成分を十分に抽出できない場合があるため、熱湯で煮出すことが重要。飲むタイミングは特に決まっていませんが、就寝前に飲むと、ルイボスティーが持つ安眠効果も期待できます。

また、数あるルイボスティーの中でも、茶葉のグレードや有機認定といった品質や配合成分、ティーバッグや煮出しタイプ、味の種類などが選ぶ基準となります。ダイエットへのサポートを期待できる選び方としては、ルイボスに含まれる成分をしっかりと抽出できる煮出しタイプで高品質のものがおすすめです。

違いがよくわからないあのお茶

ルイボスティーと杜仲茶の違い

麦茶やルイボスティーと同様、ノンカフェインで妊婦さんでも安心して飲める候補として挙げられるお茶です。中国原産で、杜仲という木の葉を利用したお茶です。3000年前から飲まれていたという記録があり、不老長寿の薬として珍重されていました。味もルイボスティーと似ているという意見が多く、やわらかくてほんのりとした甘さが感じられます。

ダイエット以外で期待できる効果・効能

ルイボスティーの血糖値上昇抑制効果、ダイエット効果以外で期待できる効能についてご紹介します。

抗酸化作用

ルイボスティーの代表的な効果は、強い抗酸化作用です。ルイボスティーにはたくさんのフラボノイドが含まれているので、それらが相乗的に効果を発揮して、抗酸化作用を示すと考えられています。

結果はコントロールの吸光度を100%とした時の各試料の過酸化度を%で表した.ルイボスティー熱水抽出物は濃度が増すに従って脂質過酸化を抑制し,2.0mg/ml以上の濃度ではほとんど完全に酸化を抑制し強い抗酸化性を示した.

出典:JSTAGE:(PDF)ルイボスティー(Aspalathus linearis)の抗酸化性

このように、ルイボスティーの濃度が濃くなるほど抗酸化作用は高まり、脂質の酸化を抑制してくれると報告されました。クエン酸と同時に摂取すると、更に抗酸化作用が強くなるという実験結果があるので、食事時にお酢を使った料理と一緒に飲むことがおすすめです。

皮膚疾患とアレルギー抑制効果

ルイボスティーには、かゆみの原因となるヒスタミンを抑制する働きがあると言われており、かゆみのある皮膚疾患に効果が期待されます。また、ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こす物質でもあるため、アレルギー症状の緩和にも効果がある可能性があります。

白内障

白内障患者にルイボスティーを摂取させたところ、症状が軽くなったという報告があります。一説によると、活性酸素が白内障の原因のひとつになると言われているため、ルイボスティーの抗酸化作用によって、白内障の症状が緩和した可能性が考えられます。

高血圧・むくみ予防

ルイボスティーには、ミネラルの一種であるカリウムが含まれているため、高血圧の方が飲むと効果が実感できるでしょう。カリウムは、体内のナトリウムを排出させるために欠かせない成分だからです。

カリウムは、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあります。また、神経の興奮性や筋肉の収縮に関わっており、体液のpHバランスを保つ役割も果たしています。ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット:カリウム

細胞内液の浸透圧を調整するということは、高血圧予防だけでなく、むくみ解消効果も期待できます。ナトリウムを摂り過ぎると体内に水分が蓄積されるため、むくみで悩んでいる方にも最適です。