病気や症状から知る糖質制限

糖質ダイエットによる脳への影響

糖質制限ダイエットは、むやみやたらに食事制限をすればいい…というものではありません。糖質を極端に制限することでブドウ糖の供給が不足すると、脳の働きは低下してしまう可能性があります。糖質制限ダイエットを行う際は、栄養素や自身の体の状況をしっかりと把握することが重要です。

糖質ダイエットがNGな人

糖質制限は誰もができるダイエット方法というわけではありません。後者については一番気を付けたい事であり、もともと疾患がある人、病気治療をしている人などがやると大変危険な状態に陥ってしまう事もあるのです。糖質制限がタブー、あるいはかかりつけの医師への相談が必要な人とは、以下の事が当てはまる人となります。

肝硬変

肝硬変は、肝臓の機能が低下している状態。健康な状態であれば、不足するブドウ糖の代わりを、肝臓がたんぱく質や脂肪を分解して糖(糖新生)を作って補いますが、肝硬変の状態ではそれができず低血糖症を引き起こすことに…。危険な状態になる可能性も高いので、禁忌となっています。

長鎖脂肪酸代謝異常

先天性代謝異常症の一つで、珍しい疾患。魚が持つエイコサペンタエン酸(EPA)やコーン油のリノール酸、オリーブオイルのオレイン酸などの脂肪酸を、エネルギーとして活用できなくなる病気。そのため、糖質を制限してしまうと代わりとなる脂肪を利用してエネルギーを作ることができず、糖新生もスムーズにいかなくなるため、糖質制限はNGとなっています。

腎疾患

健康な状態であれば、タンパク質に含まれる老廃物を除去して体外に排出するのですが腎臓病ではその働きが著しく弱まってしまいます。高タンパク質の食事は大きな負担となるので、低タンパク質の食事が必須。当然、糖質制限もできません。

その他

他にも、活動性すい炎や、経口血糖降下剤を用いた糖尿病、インシュリン注射を行っている人は、糖質制限によって症状を悪化させる危険性があるのでNGとされています。

逆に、糖質制限を治療法として有効だとされている疾患もあります。糖尿病はまさにそうなるのですが、やり方が決まっています。糖質制限食と呼ばれるこれは、1日の糖質量を130g以内に抑えたもの。この範囲を守ることで、血糖値が良好に保たれるとされているのです。

極端な糖質制限に注意し、摂取する成分バランスが重要

糖質を一切遮断するのが糖質ダイエットではありません。遮断させすぎず、かつ摂りすぎない、リスクを回避するための必要量を見抜き、バランスよく摂取することが重要。さらに、糖の吸収を抑える成分を取り入れることが糖質制限ダイエット成功の秘訣です。